発達支援研究会(仮) in 沖縄

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診断はどうやって行うの?
2008年07月17日 (木) | Edit |
 昨日は精神科医師たちのプライベートな集まりに誘われて、発達障害とその臨床の話をしてきました。

 たいへん好意的に迎えていただき恐縮しましたが、おいしい食事をいただきながら、たくさんお話しすることができました。感謝です。

 集まった先生方はそれぞれ子どもと治療的に接する場面があり、問題意識が高い様子でした。

 こうした少人数の会では率直な質問が出てきて、うれしいものです。今回はそのいくつかを紹介しましょう。


 1.発達障害の診断はどのようにして行うのか?
 ・・・発達障害は正常と異常が明確に区別できないスペクトラム(連続帯)での概念です。また、発達障害は発達のアンバランスや特殊な発達特性を指すので、年齢とともに発達を遂げていき、適切な環境があれば障害自体は軽減していきます。
 最近ではPARSやADHD-RSなどの評価基準ができており、直接診断に用いることはできませんが、発達障害をもつ子どもたちを親御さんと実際の質問票でチェックしながら見ていくことができるようになっています。
 発達障害の診断は、発達のプロフィールと面接における実際の関係性を見ながら行います。心理検査などでは異常が指摘できない場合も稀ではなく、最終的には詳細な発達プロフィールから発達のアンバランスを読み取り、目の前の子どもとの関わりにおける質的異常を診ていくことになります。

 2.発達障害の治療はどのようにして行うのか?
 ・・・発達障害は従来の病気や障害とは違い、その子にとって必要な発達を促進する環境や関わりが保障されることが大切です。発達保障と言いますが、それは子どもの発達に関する注意深い理解が前提になります。ですから、訓練や治療といった形ではなく、通常の生活や遊びの場面において適切な関わりが行われ、発達が促進されることが療育や発達支援となります。

 3.愛着形成の遅れとは?
 ・・・愛情不足とは全く違い、自閉症などの子ども達は愛着関係の前提となる三項関係の発達が弱いです。やって返す経験や作業が不足する子ども達は、人との強い結びつきを感じる経験が弱いのです。ですから、シンプルに丁寧に遊びを通じて向き合えることを学ぶ療育が早期支援として必要なのです。



 説明が難しい問題でも、率直に聞いていただけることはうれしいですね!つたない自分なりの説明でしたが、自分の考えていること、ビジョンをお話しすることができたかな。

 とても励まされました、ありがとうございます!
 

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