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 今日はえじそんくらぶの高山恵子さんの早期発達支援の講演もあったそうですが、私は全国障害者問題研究会「みんなのねがい」セミナーin 沖縄に参加しました。

 講師は「みんなのねがい」編集長・東京都障害児学校教員の妹尾豊広さんで、「こだわりにこだわりない」というテーマの講演でした。

 副題は「自閉症という障害の理解と自閉症児の育ち」で、ご自身の教員としての経験からの自閉症をもった子どもへの温かいまなざしの感じられる講演でした。

 総合福祉センター・ゆいホールにかなりの参加者がありました、同種の講演が別開催だということを考えれば、やはりこの主題にはかなり関心が集まっているのでしょう。

 妹尾さんは最初に結論として(わかりやすいですね!)、2つのことを挙げていました。

 第一は、自閉症児は「宇宙人」などという異質な存在ではなく私たちと同じ時代を生きる仲間であるということ。第二は、自閉症教育の指導のポイントはマニュアル的に「正しい指導」を行うことではなく、「試行錯誤」をしていく過程そのものにあることです。

 第一については、自閉症をあまりにも特別視することによって、私たちが異質化してしまうことによる弊害をあげているのでしょう。また、発達の遅れを特殊な個性としてしまう危険性にも触れたかったのかもしれません。
  
 第二については、親御さんがまさにそうですが、「試行錯誤」をして関係性を深めていき、自分自身が変えられ成長する喜びが大切であり、逆境に負けないタフな関係作りをしていくことが込められているのだと思います。

 また、自閉症理解の3つの観点として、障害、発達、生活を挙げられていました。

 障害に関してはあっさりでしたが、発達は自我形成の点に触れて、自らが主体的に経験していく大切さに触れていました。

 そして、生活に関しては場面や状況、その子のコンディションの違いなどにより相互作用が変わることに触れ、その違いこそが教育的側面につながっていくことを述べていました。

 その中で、こだわりのことが挙げられ、こだわりを病的なものとして除去するよう「こだわる」ことの問題に触れ、子どもの「こだわりの世界」に付き合ってみることで、子どもに近づき、別の要素を差し挟んでいく(かなりユーモアのある対応事例が出ていました)教育を語っていました。

 会場はなかなか熱心に耳を傾けていました。講演後の質問では沖縄と東京の支援状況のギャップが露わになって、個人的には興味深かったです。

 さて、この講演は、11月1日、2日に開催される第26回全障研九州ブロックin沖縄のプレ講演でもあります。

 大会では沖縄支部結成40周年記念講演として、龍谷大学の白石正久教授が話されます。これは楽しみですね! 
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 何度か記事にしていますが、厚生労働省は、障害のある児童やその保護者に対する支援策を考える「障害児支援の見直しに関する検討会」を開催しました。

 今回は第6回目に当たりますね。ライフステージを通じた相談・支援について、家族支援の方策についてがテーマとなっていました。

 やはり、今回議論になったのは地域格差です。「熱心な市町村とそうでない市町村との差がますます拡大する」というのは重い意見です。

 今回の主題は「ライフステージを通じた相談・支援」と「家族支援の方策」についてで、それぞれ検討項目案が提示されました。

 「ライフステージを通じた相談・支援」では、地域の支援や関係者の連携などを軸にして、

 1)市町村、専門機関による相談支援の方策
 2)関係者の連携強化
 3)個別支援計画作り

の3つの柱が示されました。

 障害児やその保護者からの相談については、気軽にできる敷居の低い相談支援をということで一致したようです。

 委員からは地域格差を懸念する声が相次ぎ、都道府県が市町村を指導する制度をつくらないと、住んでいる地域によってサービスに格差が生まれる(その通りだ!!)との意見が出ています。

 当科の仕事のひとつは、地域における草の根活動、コーディネーター役を進めること。やはり、これで合っていますね。
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 県福祉保健部健康増進課の母子保健班から、新人保健師対象の発達に関する研修依頼がありました。

 それを受けて、当科の臨床心理士が「乳幼児の育ちを知る」という講演を行ってきました(やったデビューだ!)。

 当科の心理士は、発達について、体の育ち・知能の育ち・社会性の育ちに分けて説明を行いました。

 このうち社会性の育ちは、医学や心理検査ではなく、行動観察で評価して関係性の発達をもって理解していく、ということを述べました。

 特に乳児期後期に生じる、三項関係や指さしの発達がその大きな転換点になります。

 そして、1歳6ヶ月健診の大切さを強調し、なぜこの時期の健診が大切なのかを説明しました。

 支援としては事後教室を初めとした親子通園まで含んだ地域療育システムを話しました。

 これは本年度からは、豊見城市、宜野湾市がまず二段階療育システムの形だけはできたのですね。実際の連携はこれからではあります。

 新人研修で思うのは、沖縄県で専門性を身につけるには個人の努力と費用負担がとても大きいということです。

 この状況を何とかしないと、対象者にだって不利益が出るのですね。
 
 また、講演を依頼されたからといって、将来のビジョンを共有して保健計画を進めていくわけではありません。悲しいですね・・・

 いつも顔を合わせている人たちが仕事をするのではなくて、専門性が違っていても、所属が違っていても、「連携」をしていくのが次世代育成だと思っています。やる気のある市町村の名乗りを期待しています!


 
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