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 先日、那覇市障害福祉課から課長さんを初め、スタッフが6名も当センターに来られお話しをすることができました。

 那覇市の発達障害施策の担当課が障害福祉課になったとのことで、発達障害児・者対策をどのように行えばいいかということでの来院でした。

 年度替わりし議会前準備なども落ち着かないところでの来院で、とても大変だったのではないかと思います。

 特に乳幼児期の早期出会い・支援の件で、こころ科を訪ねていただいたことは感謝です。

 自分の診療状況を説明して、受診の9割が乳幼児健診などで見逃されるか、十分なフォローをされていない現実を挙げ、学童期の二次障害をもって受診するケースが多いことを話しました。

 親御さんの就労状況だけで就園が決まるため、無認可保育園に流れているケースも多い点を話しました。

 また、一貫した分離保育を受けるべき障害をもった子どもが、転園を繰り返したり、1年幼稚園に進むことのハンデを話しました。

 さらに、那覇市療育センターは、療育技術や支援技術を向上させたため、この2年で待機待ちが二桁越える状況になり(他の通園では減少していることもある・・・)、障害をもつ子どもと親のニーズに規模的に応えられないことを伝えました。

 障害福祉課の方でも、療育センターのことは話題になっており、名称の変更を含め早急に対策が必要ではないかと認識しているようでした。

 那覇市はセンター機能を有する県内唯一の療育施設です。保育巡回や診療・訓練のニーズにも応えてきました。これは先見の明があったと思うのですね。

 ところが、ノーマライゼーションの流れの中で、障害児保育の専門性は忘れ去られ、療育技術を伝えることのできる保育士もわずかとなっています。

 こうした専門性の担保、発達障害の理解の普及が先決になりますね。

 たくさんお話し過ぎて申し訳なかったですが、熱心に耳を傾けていただき、障害福祉課の今後の取り組みに期待を寄せています。 
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 5月11日の山陽新聞に興味深い記事が載っていました。保育士向けの実務研修の話題です。

 
学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害の子どもたちに適切な支援が行えるよう、岡山県は保育士向けの実務研修をスタートさせる。

 本年度は希望者約50人が対象。来年2月までの計8回の研修を通し、子どもへのかかわり方、保護者への支援の仕方などを、講師の臨床心理士らから学ぶ。初回は30日、県立図書館(岡山市丸の内)で開く。

 発達障害は、小中学校の普通学級に約6%いると推定される。早期に発見して対応すれば、障害の程度が改善されるケースもあり、幼児期での効果的な支援が欠かせない。県が昨年、市町村を通じて保育所に尋ねたところ、発達障害に関する悩みが目立ったこともあり、研修実施を決めた。県は研修費用として本年度約200万円を予算計上しており、来年度以降も継続する予定。中核市の岡山、倉敷市は独自に研修を行っているため、他の市町村の保育士に限る。


 保育士向けの講演や学習会、事例検討は各地で行われています。しかし、実習や実務研修というと、まだ少ないのではないでしょうか。

 記事で実習がどれくらい行われるかは伝わりませんが、私は以前に何カ所かの市町村で、このような実習に協力をした経験があります。

 その経験で学んだことは、効果が上がりやすいのは二本立ての実習で、ひとつは若い保育士対象、もうひとつは主任研修の一環に取り入れることです。

 前者は当然発達障害理解の啓発・普及にあるのですが、障害児保育の専門性は教育が難しく(誰にでもできるというわけでは全くありません! 特に関心の有無が関係してくるので、人材を選ぶのです)、人材発掘的な側面があります。

 後者は園における障害発見の履行・責務は担任ではなく、主任にするのが当然の流れだからです。複数の目で見ていくことを確保するためには、主任研修が効果できなのですね(園長では難しいでしょう・・・)。

 研修費用がどのように使用されるかは不明です。私の経験からはかなりの高額です。詳しい内容を知りたいと思っています。

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