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 今日は1歳6ヶ月児健診の様子を与那原町に視察に行きました。1.6健診は早期発達支援の要ともいえる事業です。

 子育て不安や発達に子どもの発達に関する心配を適切に丁寧に拾い上げ、支援関係を築いていく重要な時期です。

 この時期は、ほとんどの発達障害の子どもはまだ診断に至りません。ですが、愛着関係を築き、子どもの発達の様子や関わりを親が学ぶのに適切な時期なので、多様なニーズに応える発達支援が必要なのですね。

 沖縄県の市町村保健師は、いわゆる「保健センターがない」「常勤スタッフが少ない」「特定健診などの分離配属」という三重苦に見舞われています。

 さらに、母子保健でいえば発達支援・家族支援に関する研修がほとんど散発で終わっています。

 健診や訪問は新人の保健師が行えばよいとされる極端な市町村もあり、母子保健はまさに危機に瀕していると言えます。

 そのような中で与那原町は少ないスタッフですが、母子保健や健診に力を入れていこうとしています。

 私たちも支援を続けていきたいと思っています。

 振り返ってみれば、学ぶ姿勢と連携を常に意識すること・・・これが必要なのですね。貧弱な現状を変えていくことも可能でしょう(やる気のある市町村は応援しますよ!)。 
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 さて、沖縄県ではどうして親子教室が成立しなかったのでしょうか。過去には親子教室の開催はあったようなのです。

 平成5年度厚生省心身障害研究「少子化時代に対応した」母子保健事業に関する研究の中に、「沖縄県の各保健所における発達障害児の取り組み」という論文があります。

 これは歴史を知る上で、なかなか興味深い内容です。
 
 沖縄県では、乳幼児健診の発達遅滞児の事後指導として各保健所内に「発達クリニック」を設けました。

 各地域のニーズによって、7 つの保健所はそれぞれ異なった対応を実施しています(地域差がはっきりあったということですね)。

 地域に療育施設のある保健所は医療相談(二次スクリーニング)と心理判定、療育施設からやや遠い地域では医療相談と親子ふれあい教室の開催、離島の保健所では二次スクリーニングに保育・理学訓練・言語訓練の保障をし、本島内の遠隔地域の保健所では二次スクリーニング・理学訓練・言語訓練に福祉機関も参加し、保健・医療・福祉の包括的指導を実施してきたようです。

 スクリーニング→クリニック→診断を経て療育教室という、他県にない医療中心型の支援の流れだったことが明確にわかります。

 この「療育施設から遠いため」親子ふれあい教室を開催していたのは石川保健所です。

 
療育施設まで約1時間の石川保健所では精神発達遅滞児に親子ふれあい教室を月1回実施したところ、経過観察と言われ次回の受診を待つ母親の不安軽減と、子どもへの対応の仕方を学ぶなどの成果が得られた。


 これは、いわゆる事後健診フォロー教室に大変近い位置づけであったように思います。

 しかし、教室の設置自体が数少なく、しかも健診の市町村への事業移行に伴って、この教室も役割を終えてしまいます。

 保健所内の療育巡回は障害児等地域療育等支援事業で行っているとありますが、この伝統もその後はうまく結びつかなかったようです。

 端的に言えば、支援の役割に対する理解、それに伴う技術研鑽が行われなかったということになるのでしょうか。

 以降、沖縄県の地域発達支援は、システム作りの点で言えば、15年間の眠りにつくことになります・・・

  
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 障害児保育のことを考えていたら、ある書籍のことを思い出しました。

 「障害児の発達と保育」 白石恵理子・松原巨子・大津の障害児保育研究会 編著です。

 2001年にクリエイツかもがわから出版された本で、2100円です。

 本書は、いわゆる「大津方式」という障害をもった子どもと親への支援の実践をまとめています。

 子どもの障害・発達に視点をおき、生活や遊びを豊かにしながら内面を育み、子どもの個としての発達、集団としての発達を保障する実践と指針を提起する内容になっています。

 第1章は大津の障害児保育のあゆみ、第2章は生活をつくる、第3章は遊びをつくる、第4章は仲間をつくる、第5章は保育集団をつくる、第6章は保育をつくる になっています。

 本書を編集した滋賀大学の白石恵理子さんの巻頭言が秀逸です。障害児保育、ノーマライゼーションとは何かについて手短に記されています。

 
・・・今から28年前に、大津の障害児保育制度がスタートしました。それは、お母さんの就労や家庭生活を支えると同時に、障害の有無にかかわらず、どの子も発達する権利をもっている、それを社会が実現していかなければならないという、発達保障の理念に基づく、「希望するすべての障害児の保育園への入園」をめざした制度でした。
 ・・・乳幼児健診における障害の早期発見と早期対応から、やまびこ園・教室での早期療育と両親教育を経て、毎日通える保育園等での障害児保育につなぐという基本的なシステムができました。

 ・・・障害児保育に関する本をみると、就学前の障害児が保育を受ける形態として、障害児だけが通園施設や障害児学校幼稚部等の専門機関で療育・保育を受ける形態と、保育園・幼稚園等で健常児とともに保育を受ける統合保育の2つの形態があるという説明がよくされています。そして、「統合保育は是か非か」といった議論もされています。

 「ノーマライゼーション」という大きな流れがあることは事実ですが、一人ひとりの子どもの発達保障を抜きにした「ノーマライゼーション」、すなわち機械的な「場の統合」のみがすすむのは誤りであるということは、おおよその共通認識になってきていると感じます。

 私たちは、障害の有無や程度にかかわらず、すべての子どもたちの豊かな発達の実現が人権として保障されることこそが「ノーマライゼーション」であると考えます。

 ・・・こうした保育をすすめていくためには、保育としての高い専門性が求められてきます。私たちは、それを追究したいと考え、障害児保育に取り組んできました。

 ・・・障害児保育とは、保育園で行われるもののみをさすのではなく、通園施設と保育園のいずれの場での障害児保育も念頭においています。


 物理的に集団にいることがノーマライゼーションではありません。一人一人の子どもの発達する権利が保障され、かつ、親が子育てをする喜びを得られる支援が早期に必要なのですね。

 また、障害児保育の高い専門性が挙げられていることも見落としてはいけませんね。沖縄県はこの専門性が重視されていない点にも不幸があります。

 親密圏における障害の無理解、関係性のこじれ、そして、集団における疎外経験の積み重ねが子どもの二次障害、三次障害を生みます。

 幼児期はやはり親子それぞれに大切な時期なのですね。


 

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 bilibo(ビリボ)って知ってますか?

 ビリボは使い方は子どもの自由というバランス・チェアです。



 子どもが座ってグルグル回転したり、バランスを保つと楽しいです。

 他にも、頭にかぶったり、おもちゃを入れたり。どこででも狭いスペースでも遊べるのですね。

 直接感覚を大いに刺激するのですが、あまり場所を取らず、うるさくないです。

 最近、診察室に入れてみましたが、子ども達が気に入っています。

 スイス生まれのビリボは3150円とリーズナブルです。

 一度試してみませんか?

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