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 がん患者グループ療法のためのファシリテーター養成講座が当センターで行われたので受講してきました。

 東海大学精神医学講座教授の保坂隆先生が土・日にわたって、約70名の参加者の前にレクチャーを行いました。

 保坂先生はサイコオンコロジー(精神腫瘍学)がご専門です。これは、がんが人間の心に与える影響と、心の在りようががんに与える影響の双方向の影響を研究する学問です。

 サイコオンコロジーによる知見は、直接延命には寄与しないと言われていますが、その人のQOL(生活の質)に影響を与えるのですね。

 サイコオンコロジーの世界では、グループ・カウンセリングによって免疫機能が増強したり、がんの再発率・死亡率が低下して、延命効果がある(うつ病を予防したりという間接的影響も含めて)ことが報告されてから、このテーマは関心を集めてきています。

 そこで、保坂先生は、科研費申請をしてグループ療法の展開・促進させる役割のファシリテーターを養成するためのプログラムを実施するため、各地域を回っていらっしゃるようです。

 テキストも充実しており、サイコオンコロジーの基礎、グループ・カウンセリングの歴史、実際のグループの進め方がレクチャーされ、組になって実習も行いました。

 教育的介入もうつ病や適応障害の理解や性格因子、疾病の受容過程や社会的支援など、わかりやすい内容だったと思います。

 私は、長年障害をもつ子どもの親グループ・ミーティングに関わっています。その共通点と違いに注目して、学びを進めました。

 構造化されたセッションで個人のエンパワーメントを行う点では共通性があるなと感じましたが、医学教育的側面が強いので構造化されているが自由度に乏しいことと、自主的なグループの育ちを支援すること(いわゆるファシリテーション)は弱いなと感じました。

 疾患の特殊性も関係するでしょうし、初めてのよい出会いをつくるという目的もあるからなのでしょうね。

 個人的にはいくつか学べる点があり、今後のグループ活動に参考になりました。貴重な学びの機会を与えてくださり(無料でした!)感謝でした。
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 新聞報道で、県内小中学校の通常学級に在籍する特別な教育的支援が必要な児童生徒が5055人で、全体の3・4%を占めることを知りました。

 県教育委員会の実態調査での結果だそうです。

 確か、前回予備調査では3%以下だったので、対象把握は少しばかりは向上しているようです。

 特別支援教育の対象は、文部科学省が2002年に実施した調査では、教育的支援を必要とする児童生徒として全体の6・3%が該当すると推計されているので、約半数ほどは対象から漏れているのでしょうね。

 医療の視点から考えれば、沖縄県は小・中学校対象が約10000人と考えて支援構築するのが妥当だと思っています。

 チェックリストは全国的に同じものを使用しているので、チェック側の主観的判断の問題なのでしょう。

 仲村教育長のコメントも「学校長をはじめ、みんなで気になる子を支援してほしい」という内容で、前回の「対象は実際よりももっと少ないのではないか」という発言からは向上が見られています。

 発達障害をもった子どもの早期発見と支援は大きな課題になってきます。まだまだ発達障害の理解がなされているわけではなく、本来は施策的な取り組みが必用なのですが。

 もうひとつ気になったのは、新聞報道でも特別支援教育の対象に高機能自閉症という記述がないのですね。高機能自閉症こそがその中心になってくるのですが。

 特に高機能自閉症、アスペルガー症候群の理解の普及が大切になってくると思います。
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